うつ病の人に言ってはいけない言葉とは

うつ病の人にとって「優しさ」は重みになる



例えあなたの近くの人が苦しそうにうずくまったとしたら、あなたは何て言葉をかけるでしょうか。恐らく大抵の人が「大丈夫?」と声をかけるのではないでしょうか。勿論、悪気があっていう言葉ではないし「思いやり」や「優しさ」がこもった言葉です。しかし、それがうつ病の人にとっては単なる重みとなってしまう可能性があるのです。
これは実際の私の体験談です。高校時代、うつ病を患っているとカミングアウトしているクラスメイトがいました。確かに休むことは多かったのですが、一見明るく振る舞っている彼女の姿にうつ病である実感が湧かないでいました。しかしある日の事、いつもの明るい表情はなく動けなくなっている彼女の姿があったのです。その重苦しい姿に一同「大丈夫?」と声をかけました。そこで彼女は「大丈夫なわけないし、一番言われたくない言葉」だと発したのです。その時の私にとっては衝撃的でした。自分の「優しさ」が安っぽいもので、彼女にとっては気持ちをもっと重くしてしまうだけのものと実感させられたのです。

ポジティブなほどプレッシャー!うつ病を悪化させる表現とは


うつ病は心の病です。一見してわかりにくい分、気づかないうちに発症している可能性が高いのです。原因として多いのが職場や育児でのストレスやプレッシャー。自分はいい仕事をしないといけない。いい母親でないといけない。だけどその理想に中々近づけない時、人は酷く落ちてしまうものなのです。例えば周りに近い心境の人間がいたり、腹を割って相談できる相手がいれば、気持ちをかなり落ち着かせることが出来るでしょう。しかし「こんな相談しては周りに迷惑かもしれないと」自分で背負い込んでしまうと、うつへの道を進んでしまうことになるのです。
そんなストレスやプレッシャーに対して「君なら出来る!」「もっと頑張れ!」なんてポジティブな励ましは、更なる追い討ちを与えてるだけに過ぎないのです。だからと言ってネガティブな言葉もいけませんが、そんなものだと心が和らぐように接するべきなのです。あなたの優秀な部下に対して、また、しっかりした印象のお嫁さんに対して、期待することも勿論大事ですが、時には現状での頑張りを評価し、それでいいのだと安心させてあげられるようにしていきましょう。